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伏線~因と果~

『伏線』の張り方について語ってみたくなった今日この頃。
まあ、見当ハズレなことを言っている可能性が高くはありますが、どうぞおつき合いください。

『伏線』。それは長編小説を書く際に必ず必要とされるモノ。これを張れるか否かで技量が大きく違ってくる。
それは読み手に、ときに驚きを与え、ときに納得を与え、そしてなにより、ページを戻らせる力を――もう一度読ませる力を持っている。

…………。
……はい。妙なテンション・文体で書くのはやめるとします。自然体のままのほうがいいですよね。
でも、こういう文体で書きたい気分だったのですよ、なんとなく。でもこの文体、キーボードを打つ手が止まる止まる(苦笑)。

さて、では『伏線とはなんぞや?』を語っていきたいと思います。自然体で。
僕が思う伏線って、一言で表すのなら『因果』です。原因あって結果ありっていう、あれですね。

こう思う方がいるでしょう。『因果』は物語を書いた以上、あって当たり前だと。『起承転結』というのと同じように、事が起こり、展開し、思わぬ方向に転がり、そして結末に至る。確かにこれは因果です。場合によっては『承』が抜けていたり、『転』が抜けていたりもしますが、『起』と『結』は物語には必ず存在します。
必ずしもイコールで結べるものではありませんが、僕は『因』と『起』を、『果』と『結』をほぼ同じものとして捉えています。
物語が『起きる』のも当たり前なら、物語にはそういう展開になる『原因』があるのも当たり前、そして『結末』があるのも当たり前なら、『結果』が出るのも当たり前として捉えているのですよ。

これは当たり前のことです。解決すべき、あるいは語るべき事柄の発端が『起き』なければ、『原因』がなければ、『結末』も『結果』も書くことは出来ません。
『出会い』から始まって『二人はそれからも幸せに過ごしました』という物語を例にするのなら、『出会い』という『事の起こり』・『原因』を描き、中盤はどんな問題がどのように起こるにしても、最後は必ずその問題を解決し、『幸せに過ごせるようになる』という『結末』・『結果』を描かなければならないのです。

物語を書く以上、『起』と『結』、『因』と『果』は必要不可欠。本当、当たり前のことですね。
さて、本題はここからです。
『伏線』を張るという行為は、『因果』の『因』をさりげなく読み手に提示するということなのだろうと、僕は思っています。当然、『因果』の『果』は伏線の回収ですね。

もうひとつ、例を挙げてみましょう。



ベタな少女マンガにありがちな展開だと思いますが、
1.『消しゴムに想い人の名前と自分の名前を書いて使い切ると、その想い人と両想いになれる』という情報を占い雑誌から仕入れるヒロイン。
2.翌日から早速実行。
3.ある日、その消しゴムを教室で自分の席に着くときに落としてしまう。このとき、ヒロインはそれに気づかず、家に帰ってから慌てふためく。
4.翌日、肩を落として登校するヒロイン。机についたところで想い人がその消しゴムを差し出してくる。二人、一気に急接近。

……ベタだ。本当にベタだ……。
まあともかく、これで『起承転結』が成り立ちました。これを『因果』に置き換えてみますと、占い雑誌から情報を仕入れるのが『因』、一気に急接近するのが『果』ですね。細かく分類すれば、あちこちに『因果』がありますが、それはそれ、目をつぶってくださいな。

さて、ところで『4』の展開はちょっと突然過ぎないでしょうか? 読み手は不自然に感じないでしょうか?
そう。この例にはひとつ、抜かしたシーンがあるのです。端的に言うのなら、伏線が提示されていないのです。『因果』の『果』であるところの『想い人がその消しゴムを差し出してくる』はあるのに、その前に提示しておくべき『因』が抜けているのです。
つまり、『3』のところで『想い人が消しゴムを拾うシーン』がないのです。そりゃ、『4』を読めば拾ったことは簡単に予想がつきますが、これはいけません。展開が唐突になってしまいます。このシーンは書いておかなければ。
しかし、これを普通に書いたところで、それは単なる『因果』を書いたに過ぎません。極論してしまえば、これも伏線の一種ではあるのですが、なんか、読み手にあっさりと書き手の思惑がバレてしまいそうです。というか、隠す努力をしていませんし。

これを『見え隠れ』する程度に提示することによって、この『因果』の『因』は伏線となりえるのですが、はてさて、どうやったものでしょう。以下、僕の頭の中の思考へと切り替えます。完全に行き当たりばったりで書きながら考えます。普段からこんな思考ばかりしているので、決して出来ないことじゃないはず。では、いきます!

『想い人』にサイド(語り部)を切り替えて、さりげなく拾ってもらうか? あー、それとも三人称で書くことにして、さりげなく拾っているシーンにするかな……。
…………。どっちもさりげなくは書けないな、僕の力量じゃ。
大体、これは恋愛モノなんだから、『心理』を書き表してこそだ。一人称じゃないと物足りない。

あ、そうだ。だったら……。
『3』のところで席に着くと同時、『想い人』を通りがからせて、と。教室内でのことだから、それほど不自然じゃあないハズ。
そして、そこで『想い人』をヒロインの近くで屈む描写を入れよう。このときに消しゴムを拾っていることにして、ヒロインの視点では……、想い人と(単純な距離的に)急接近しているヒロインは焦っていて、そのことに気づかない、と。これならイケるだろう。
で、翌日、消しゴムを渡されたときに『そういえばあのとき』という感じでヒロインにそのときのことを思い出させれば……!
おお、イケる! これならイケる!
……ん? 待てよ? よく考えてみたら、『想い人』が屈んだ直後に消しゴムを返さないのは変だな。突っ込まれそうだ……。
じゃあ、自分とヒロインの名前が書いてあることを気味悪く思って、あとで適当なところに捨てようと思っていたけれど、気が変わって家に持ち帰って、翌日に返す、と。
あー、じゃあどうして気が変わったのかを書かないと。ヒロインがよほど『想い人』の印象に残るようなことをやっていたんだよな……。もちろん、いい印象を与えることを。
回想シーンを入れたらとってつけたような感じになるから嫌だし、長々と語らせるわけにも……。
これはやっぱり、この話の前に一話、そっちのエピソードを書く必要があるなぁ……。ああ、また話数が増えた。僕の悪い癖だ……。

エピソードの内容は……、そうだなぁ、ヒロインが雑誌を立ち読みしているときに、その書店に『想い人』もいたことにして、そこでなにか事件を起こすか? 本屋だから万引きとか?
……安直だなぁ。もう少し捻りを。大体、万引き犯を捕まえられるヒロインって、なにさ。
書店が放火されて……はダメだな。『インサイド』のパクリになってる。あとはなにかあるか? いっそ本屋を出てからの帰り道でなにか事件を起こすか?
道端で不良に絡まれている『想い人』……。ダメだ。絡まれてちゃダメだ。格好よく撃退して、それでヒロインが『想い人』のことを好きになったっていうエピソードには出来るけど、逆は出来ないし……。
そもそも、『4』でいきなり急接近って違和感ないか? もっと前々から『想い人』もヒロインに好意を持っていたことにしないと。
じゃあ、このエピソードにはその部分も追加っと。
雨の中、子犬を拾うヒロイン。……ベタだな。ベタだけど、とりあえず好意と好印象を抱かせることは出来るか……?
じゃあ、『1』の日は雨が降っていたことにして、と。
ん~、これにするなら、雑誌を立ち読みしているシーンはカットだな。書店は出さずに、地の文での説明でいこう。場面転換は少ないほうがいいし。それに『1』以前のエピソードでは語り部、『想い人』のほうになるよなぁ……。……よし、W主人公でいくか。
まだ無理があるけど、まあ、とりあえずはこんなもんかな。あとは書きながらその場に合わせてプロットを修正していこう。

……な、長くなりましたね……。
『前日』のエピソードを考えることになった時点で、伏線をもうひとつ張ることになりましたし。
伏線を張るために伏線を張る。これ、僕にはよくあるんですよね。狙ったところに着地させるために伏線を多用する、というか。
しかし、自分の思考を垂れ流すのは、なかなかに問題な気がしてきました。
まあ、時間かけて打ったので、修正しようとは思いませんが。

今回はなんか、言いたいことを上手くまとめられませんでした。
これまでも上手くまとめられていたとは思えませんが、今回のは、特に。
こんな意味不明な文章の羅列からでも、なにかを感じとっていただけたら、本当に幸いです。
それでは。
by ru-raa | 2007-10-17 16:36 | 創作論 | Comments(5)
Commented by tyuuyaouku at 2007-10-17 21:20
そうですねぇ……完全に僕の趣向でいくなら、大きなキッカケとかじゃなくて、些細なことの積み重ね、とかでもいいのではないでしょうか? 最初の話で小さな出来事を書いて、それにあわせて一人称で補完しておけば……かえって、難しいかもしれませんね。
消しゴムは……それこそ、『友人の介入』とかでも十分だと思いますよ? 悪友に無理やり渡されて、結局彼女に返すことになった、とか。……自分で言っておきながら、かなりベタですねぇ。
Commented by ラット at 2007-10-17 21:41 x
伏線……そういえばろくに張ろうとしたこと無いんですよね(汗) 自分が書きうる話は行き当たりばったりなので……(滝汗)
こうしてみると当然のことですが、伏線を張るのは大変ですね。
『思い人』が占いを知っていれば何かしらのリアクションは変化するかもしれませんが、知ってたら知っていたで急接近するきっかけも無いですし。
きっかけ作りに何かしらのイベントを組み込んで……って、ルーラーさんと同じ事を言ってる!!
自分なら『思い人サイド』を書くと思います。『拾う→悪友介入』的な流れを入れてみたり? いやいや、兄と同じ決断ってどうよ(汗)
Commented by araya-shiki at 2007-10-18 11:00
『想い人』が隣の席の人なら何の問題もなくなると思いますが。
ヒロインと入れ違いで教室に戻ってきた『想い人』が、ヒロインの落としたであろう消しゴムに気付く。
「あれ?これってアイツがいつも使ってる消しゴムだよな?…なんでオレの名前が……?」
席が隣同士なだけに、そのドキドキも増大っ!!…ゴメンなさい、チョーシこきました。
Commented by ru-raa at 2007-10-19 15:17
>宙矢さま
小さい出来事って、なかなか(読み手に伝わるように)印象を残すことが難しいのですよ。読み手に忘れられやすい、とでもいいますか。
あと、友人は僕もあとあと考えつきました(笑)。

>ラットさま
まあ、確かに大変は大変ですけどね、伏線を張るの。
でも考えてる最中はとてつもなく楽しかったりしますよ。
ちなみに、最後まで行き当たりばったりで書き終えてから、読み返しながら、あちこちに伏線を仕込んでいくやり方もあります。まあ、僕はやったことありませんけどね(苦笑)。

>新夜シキさま
あ、なるほど。
そのテがありましたね。
最初は『放課後の教室で、落ちていた消しゴムを想い人が拾う』から始めたんだったりしたので、席のことは考えもしませんでした(汗)。
先入観ってやっぱり柔軟な発想の最大の敵ですね(苦笑)。
それでは。
Commented by nagataku-otaku at 2007-10-19 21:51
伏線ですか……
確かに難しいですよね
最初に出し過ぎてしまうと、もう一回読みたくなるかと尋ねられると
「……」
になりますから
最初は出し過ぎずに最後らへんで一気に種明かしって言うのは
後から経緯とかを確かめたくなりますしね
葵せきな先生のマテゴなんて、かなり参考になります
上げて、落として
天国から地獄みたいな(笑
そう思うと、キャラの気持ちになると可哀想になってきますね
あ、小説を書いている身としては
「親の心、子知らず」だと割り切ってしまうしかないですね
長々とすいませんでした
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