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たまには政治の話でも

ええと、まずは小説を投稿してくださったシャウナさんにお詫びを。
新シリーズ『Lazulite Diary』、ちょっと今日中のアップはできそうにありません。
や、今日はブログを書き終えてからアップ作業を、と思っていたのですが、前者に思った以上に時間がかかってしまい、後者にも予想以上に時間が……。

近いうちに必ずアップしますので、もうしばらくお待ちください。

さて、本題。
今日はタイトルにもあるとおり、ちょっと政治の話でもしてみようかと思います。最近、『東京都青少年健全育成条例』の改正というのをあちこちで見かけているので。
ちょっと興奮気味な感じの文章になってしまっていますので、それでもよろしい方のみ、『続きを読む』をクリックしてお進みください。



……さて。
まあ、とはいってもこの『東京都青少年健全育成条例』の改正、僕はそれほど気にしていなかったりします。ぶっちゃけ、99%可決されないだろう、と考えているのですよ。
や、もちろん可決されれば大事ではありますよ? でもこれが可決されれば出版社やゲーム業界などに深刻なダメージを与えるわけで。そうなれば当然、不況はより悪化するわけで。
それを見通せないほど日本の政治家も馬鹿ではないだろう、と僕は思うのですよ。
大体、以前にもこんな感じのことで大慌てさせられた覚えがありますしね。

だから僕が今日、僕がブログに書き綴るのは、そういった枝葉末節の部分ではなく、もっと樹で言うところの『幹』の部分に関して、です。
『腐ってる』と言われることの多い昨今の政治、及び政治家たち。それをよく僕も感じます。腐ってる理由は多々あるでしょうが、一言で言い表すなら、やはりそれは『自分のことばかりを考えて動いている』といったところでしょうか。

単刀直入に言って、政治家は『他人のため』に動ける人がならなければ駄目だと思います。そうでなければ『国をよくするため』とか『国民が豊かに暮らせるため』といった『目的』を果たすための『手段』が『政権をとること』だというのに、その『手段』が『目的』になってしまいます。というか、八割方の――特に上層にいる――政治家は、間違いなくすでに『手段』が『目的』になってしまっていると思います。

さて、少し話は逸れますが。
よき政治家になるためには三つ、必要なものがあると思います。もちろん『財力』とかそういうのではなく、『心』――精神的な面でのことです。

まずひとつ目は『知恵』。これがなければ始まりません。
ふたつ目は『勇気』。これがないと敵対する政党と戦い、国をよくしていくなんてできないと思います。
そして最後に『愛』。鼻で笑われそうですが、これが一番重要なものだと思っています。この感情を持つことができなければ、『他人のため』に動くなんてできないはずですから。

以上、三つのものが揃ってこそ、その人の『徳』とか国民からの『信頼』とかが得られるのだと思うのです。

それを踏まえた上で。
僕はニュースなどで流れる国会の様子、『野次』が一番嫌いだったりします。
ぶっちゃけ、大人なんだから、『論じる場』にいるのだから、大人しく最後まで話を聞け、途中で遮るな、と憤慨することさえあります。

でも、こう思うこともあります。最後まで聞いたら負けるから、自分たちが所属する党の『悪いところ』が露見するから、胸を張って『国民のためを思ってやっている』と言えるようなことをしていないから、『野次』で誤魔化そうとするのだな、と。
結局、『野次』を飛ばさずに相手の意見を受け止める、それは『勇気』がなければできないことなのだな、と思うのです。
あるいは、『野次』や『牛歩戦術』を『知恵』だと言う人もいるかもしれません。でも僕にはそれ、『知恵』は『知恵』でも見苦しい『悪知恵』にしか映らないのです。

さて、ここまでは政治家に関して述べました。
しかし、僕はテレビなどで意見を言っている『一般人』に対しても、苦言を呈さずにはいられません。

大部分の政治家は、なるほど、『腐っている』のかもしれません。しかし若手議員などはそこまでではないように僕には感じられます。それを所属している党が同じというだけで『腐っている』と十把一絡げに扱うのはいかがなものでしょうか。
そもそも、いくら『腐って』いようとも、その党に期待して、なんとかしてくれるのではと望みをかけて票を入れたのに、半年や一年で結果が出ないという理由で『あそこは駄目だ』と言うのだってどうでしょう。
政界の『腐敗』は、少なく見積もっても二十年以上に渡って積み重ねられてきたものによる結果です。それを一年やそこらでなんとかしろというのは、かなりの無茶ではないでしょうか。
いまの国を、政界を清くするには、どう見積もっても三年、ともすれば五年はかかると思います。そこを忘れてはいけないと思います。

そして、その政党を選んだのだということに、国民はもっと責任を持つべきだと僕は常々感じています。
民主党に政権が移ったとき、確か支持率はなかなかに高かったと記憶しています。でも民主党にも非があるとはいえ、国民には早々に民主党を見限る動きが見え始めています。これもいかがなものでしょうか(ちなみに、僕は民主党を支持していません。誤解なきよう)。
もちろん、これ以上傷口が大きくなる前に、という考えはわかります。でも選んだのならば、信じたのならば、もっと、それこそ最後の最後まで付き合う、くらいの気持ちを持つことも必要なのではないでしょうか。少なくとも、最低、三年は見限るべきではないと思います。

長々と語ってきましたが、僕が言いたいことは要約するとこうなります。

国民はもっと自分の選んだ政党を信じるべき。そして選ばれた政党は、選ばれたのだということを誇りに思い、選んでくれた人たちのために生きようと努力するべき。

もちろん、しょせんは若輩者のたわごとです。理想論です。
それでも、そういう覚悟の元に政治家になる人を、僕は心から望んでいます。

……と、そうそう。
最後に『東京都青少年健全育成条例』の改正にもちょっとだけ触れますが。
僕は18禁でもなんでも、先ほど挙げた『三つの必要なもの』がちゃんと含まれているのなら、むしろ健全な教育に繋がると思っています。『Key』系作品や『ひぐらし』、『オーガスト』系作品なんて、その典型例ですね。もちろん、陵辱モノなんかは取り締まったほうがいいんじゃ、と思っていますが。
それでは。
by ru-raa | 2010-03-19 17:04 | 雑記 | Comments(4)
Commented by shauna-crown at 2010-03-20 00:14
私が必要だと思うのは「矜持」と「覚悟」ですね。
セイバーじゃありませんが、「政治家とはすなわち国家の奴隷」という認識を口先だけでなくしっかりと心に持った人間にしか政治家なんてつとまりません。
でも、実際は若手議員もその大半は政治家の息子や娘。たまに人気取りの芸能人・・・そもそも選挙の為に数百万を用意出来る時点で、その人は一般人では無い気がします。
これでは自分が本気で信じる政党なんて見つかるはずもありませんね。ちなみに私は選挙には行きますが、白票(デカデカと該当者無しと書いた)票意外を投票した試しがありません。
では。
Commented by makaion at 2010-03-20 13:35
私はまだまだ投票できる歳じゃないのでなんとも言えないですが、この様子だと私が投票できるようになっても投票しないでしょうね・・・
誰かが議員になるために頑張って勉強しても、それだけじゃ議員になれないので結局大金持ちやらの人ばかりが議員になるんですよね・・・人材が埋もれている、というか。
では。
Commented by ru-raa at 2010-03-22 18:05
>シャウナさま
『矜持』と『覚悟』ですか……。
『覚悟』は『勇気』のうちに入っていましたが、『矜持』の発想はありませんでした。

>選挙の為に数百万を用意出来る時点で、その人は一般人では無い
あ、誤解を与えてしまったようですみません。
僕が『どうかと思う』と言ったのは、『政治家になろうとしている一般人』ではなく、『テレビでインタビューを受け、好き勝手文句を言っている一般人』です(そもそも、政治家を志している人のことは『一般人』と称せないような……)。
政治家の苦労を推し量ろうという努力も必要だと、僕は思っていますので。

白票。それもまたすごい。政党を批判する人間としては、正しい在り方だと思います。少なくとも、勝手に期待して勝手に失望しているよりは、ずっといいと思います。
でも、自分が本気で信じる政党が(僕にとっても)存在しない世の中だからこそ、マスコミに報道されないような、活動がなかなか認められず燻っている政党に早く表舞台に上がってきてほしいと、それがないのなら、そういう政党ができてほしいと僕は思っているのですよね。
Commented by ru-raa at 2010-03-22 18:05
>赤音さま
まあ、それでも『大金持ち』と『腐っている』は必ずしもイコールでは結ばれませんからね。
『清い心を持っている大金持ち』が出てきて、活躍してほしいものです。
それでは。
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