人気ブログランキング | 話題のタグを見る

33歳になりました。最近は『小説家になろう』や『ハーメルン』、ツイッターくらいでしか活動できていませんね(滝汗)。
by ru-raa
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
僕の小説に関するリンク
メールアドレス

e5963☆ae.auone-net.jp

送る際には、『☆』の部分を『@』に変えてください。

僕の小説があるサイト

葵せきな先生のファンサイト
ハイツ『リドル』2号館

みんなで作る小説サイト
ルーラーの館

るっぴぃさんのサイト
すき焼のにぢる

篠崎伊織さんのサイト
不思議の国のお祭り事情

『同居人は魔法使い』連載中!
小説家になろう


ミクシィ

現在の主な活動拠点
Twitter

カテゴリ
全体
初めてここへ来た方へ
雑記
小説
創作:ドラクエⅢ二次
創作:座談会
創作:詩
創作:単発物
創作:衝動
創作論
ネタ
バトンなど
感想
彩桜
ホームページ
チャット
アリアンロッド・リプレイ
音楽
イベント
宣伝
ゲーム
人気投票
アクセス解析
未分類
フォロー中のブログ
栄養の無いサプリメント
本当の青い空
細やかな音色を啓してみよう
2000円
金属帝国 ヴェルフェ
ビオラの調べは
水増せ!明るい家族計画!?
BE THERE
現実仮想
特命からくり士Cina
原石のサイコロ
LET‘S GO TO ...
クランポン
イチブイ -ハイスクール...
リメンの商人の残業
ひだまりへの道。
雪解けのひだまりを。
雪の降る、晴天の花園
空っぽの宝箱
情熱大……楽 (DSP篇)
ごった煮のにぢる
宮澤英夫活用研究
くおんたんの多分華麗なる...
そっちは右です。
つきまるアイのトラベルチ...
鳴らないギター
Downtown La ...
にゃーの裏話部屋
零れた宝石
黒き隼は何を想う
鹿児島の今日は晴れ。
ファン
以前の記事
2020年 04月
2016年 05月
2016年 04月
more...
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


本格ミステリ

今日は最初に、前回の記事に書いた『二次創作小説の投稿スペース』のエラー問題が解決したことをお知らせしようと思います。

どうも『迷惑な書き込みを防止するための設定』がメンテナンスなどの際に新しく加えられていたらしく、『URL』のところにアドレスを打ち込むと、それを弾くようになっていたようです。

なお、その設定に関しましては本日、管理人である僕のほうで設定を変更し、すでに『URL』のところにアドレスを書き込んでも大丈夫なようにしておきました。
タイミングが悪ければ、投稿を受けつけない状態になっていたかもしれないことを謝罪すると共に、協力していただいた宙矢さんには心から感謝しております。本当にありがとうございました。

さて、では今日の本題へ。ここからはいつものテンションでいきますよ~!

先日、『名探偵に薔薇を』を『何度読んでも、やっぱり構成の見事さには毎回毎回ハッとさせられるものがあるなぁ~』と思ったり思わなかったりしながら、読み終え、創元推理文庫繋がりということで、以前ブックオフで『今日だけ100円のものをタダで買える券』という類のもので買った『暗闇の薔薇』(クリスチアナ・ブランド著)を読むことにしました。
いや、実はこれ、せめて無駄にはならないものを、という理由でとりあえず買ったものなので、もうかれこれ1年近く積んであったものだったりします(苦笑)。

ときに、ミステリ及びサスペンス小説の世界で特に有名な方々をご存知でしょうか?

僕が知っているのは、『ジョン・ディクスン・カー(確か『カーター・ディクスン』という名義でも書いていたと思います)』、『チェスタトン(フルネームはギルバート・ケイス・チェスタートンだそうです。知らなかった……)』、『マーガレット・ミラー』、『パトリシア・ハイスミス』、『クイーン(これだけフルネームを知らなかったり……)』、そして『クリスチアナ・ブランド』。

ちなみに、それぞれ『カー』、『チェスタトン』、『ミラー』、『ハイスミス』、『クイーン』、『ブランド』と呼ばれていることが多いです。というか、フルネームで呼ばれることはなかなかありません。

で、これらの作家の存在を知ったのは、言うまでもなく城平京先生の『名探偵に薔薇を』の解説の中や『スパイラル~推理の絆~』の『原作者あとがき』でなのですが、僕はその頃から一度、『ブランド』を読んでみたいとは思っていました。
城平先生いわく、『まったく同じ手がかりから、全然違う真相を導き出す手法に長けている』のだとか。また、『どんでん返し』が得意だとも聞きました。
そんなわけで当時、これなら買って損はしないだろうと思い、ブックオフで『暗闇の薔薇』を購入。本当はブランドの全盛期に発表されたという『緑は危険』や『ジュゼベルの死』、『招かれざる客たちのビュッフェ』が欲しかったのですが、まあ、これはそのときブックオフにはなかったので、断念しました。とりあえず、ブランドの作品が手に入っただけでもいいかな、と。

まだ読み終えていませんので(というか、むしろ最後の解決の段に至ったところなので、むしろここからが面白いはず。ここまではひたすら耐えて耐えて読み進めてきました)、なんともいえないのですが、最初に受けた印象はやはり、日本人とは感性が違うなぁというものでした。

まず大前提として、登場人物の全員が全員、他者の言うことを(たとえ親友同士であっても)信じないのですよね。もう、常に腹の探り合いをしています。いっそ、『スパイラル~推理の絆~』の主人公、歩の『信じないっぷり』が可愛く思えるほどに。
あと本音と建前にものすごい差があります。当然、打算で動く人間が多いです。

そして事件のこと、過去にあった辛いできごとをパーティーの肴にします。仲間が事件に遭遇したことに対しても『それはすごい冒険をしたね』で済まされます。
あと、とにかく蛇足としか思えない文――もっぱら地の文が多いです。おかげで直前まで交わしていた会話の内容まで忘れそうになります。
このあたりが僕の――というより、日本人の感性のついていけないところなのです。思えば、日本人の批評家の誰もが、トリックや物語の筋そのものは褒めていますが、ストーリー性やちょっとした会話の面白みに言及しているのを見かけたことはありませんでした。

そして思いました。幼い頃から外人作家の小説に触れている人は、確かに歩みたいに性格が捻じ曲がりそうだな、と。
なにしろ基本、人と話すときは相手の言うことを信じませんからね(苦笑)。

とりあえず、日本人がもっとも評価しているのであろう謎解きの箇所はこれから読むわけですが、そこがどうか面白くあってほしいものです。
もう、ヒステリーと疑心暗鬼からくる鬱展開に、ちょっぴりダメージを食らっているものでして……。

あと、次にミステリに手を出すときは、日本人作家のものにしようかな、とも思っています。まあ、世界で評価を受けているような日本人作家はそうそういないので(いても大抵が戦前のサスペンス作家)、読みたいと思える本が見つかるかは微妙なところですが(苦笑)。

そうそう、鮎川哲也が編集長を務めていた『本格推理シリーズ』で以前、これと似たようなスタンスで書かれていた小説を読む機会があったのですが、しかしそれの作者は日本人、やはり『暗闇の薔薇』に比べるとはるかに受け入れやすい会話になっていました。本当、『暗闇の薔薇』に比べると、驚くほど皮肉や冗談の類がありませんでしたからね。

ちなみに、この皮肉や冗談というのがどういうものなのかといいますと。

まず皮肉の類。

部下(巡査部長)「手がかりはほとんど見つかりませんでした」

上司(警視生)「はっ! それは大した手がかりだ!」

…………。

で、殺人事件が起こっている真っ最中にあった冗談の類。

友人A「あなたが犯人なんじゃないの?」

友人B「なにを言っているんだ! 僕は郵便受けのところには行かなかった。近づきもしなかった!」

友人C「わかったよ、B。Aはただキミをからかっているだけだ」

……………………。

ええと、終始、こんな感じの皮肉と冗談が飛び交っています。正直、ちょっとうんざりしました。かと思えば急にハイテンションになってみたり……。

やっぱり、感性が違うのですよね。日本人同士だったら、普通、友人にこんな冗談は飛ばせません。しかも殺人事件が起こっているときに。

でもまあ、面白いと思える方には、面白いのかもしれませんね。こういう皮肉や冗談の応酬……。
それでは。
by ru-raa | 2008-06-07 16:39 | 感想 | Comments(3)
Commented by 穂葉 at 2008-06-07 18:03 x
>面白いと思える方には、面白い
ええと、すいません。まさに私はそういうのが大好きなのです(どーん)

ユーモアやブラックジョークは最高です。殺伐とした雰囲気をものともしない感性!モノカキの能力として出来うるならモノにしたいくらいです。
まあ、はたから第三者的に見る分には変な人達でしょうが、感情移入すれば愉快な人たちだと思えますよ。

「今まで考えもしなかったけどひょっとして、皮肉や冗談の応酬は一般にはウケないのか?」と疑問を抱いた今日この頃。久々のコメントでした。
Commented by araya-shiki at 2008-06-08 14:32
>ミステリ及びサスペンス小説
私が知ってるのはアメリカの女流作家で『パトリシア・コーンウェル』という人ですかね。『検視官』シリーズなどが有名です。コメディ要素は皆無ですが、トリックとか面白くて昔ハマってました。…まあ結構専門用語が出てきたりするのでその辺に拒絶反応がある人はいるかも知れませんが。

それと、『DDD』は全然怖くないですよ。むしろ笑える要素は多いです。叙述トリックなどもありますし、一度お試しあれ。
Commented by ru-raa at 2008-06-08 15:29
>穂葉さま
そ、そうなのですか……。
僕はどちらかというと、いや、いわなくても苦手なのですよね。
とりあえず、悪意のある(?)冗談や皮肉の応酬は僕にはウケないです。一般にはどうかわかりませんけど(苦笑)。

>新夜シキさま
ああ、パトリシア!
そういえばいましたね。
しかし専門用語たっぷりかあ。僕は拒絶反応示しそうです……。

>DDD
むむ、そうなのですか。
なら『空の境界』のあとにでも手にとってみようかな……。
それでは。
名前
URL
削除用パスワード
<< ミステリ『美しいということ』 アクセス解析5月分 >>