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プロット公開、第二回

皆さんに慰めのお言葉をいただき、また明るいモノでも読もうとブックオフに行ってきたり、風邪もほとんど治ってきたりと、テンションがだいぶ戻ってきました、ルーラーです。

まあ、やはり不意に思い出して落ち込んでしまいはしますけどね、でもだからといって、小説に手をつけずにいるのもアレですし……。
早く作品を公開したいですしね。感想も欲しいですし、なによりも僕が一番書きたいところを書くには、足元を踏み固めるように一話一話書いていかなければなりませんし。

もっとも、まだテンションが完全に戻ったわけではないので、今日も手抜き更新となります。でも、これは自分のテンションを上げるためだったりもするのですよね(苦笑)。



そんなわけで、以前に書いたプロットでも載せてみます。

プロット公開、第二回_e0095458_1717649.jpg


ちょっと見づらいかもしれませんが、『ザ・スペリオル~夜明けの大地~』最終話のプロットです。

はい、最終話を覚えていらっしゃる方ならわかると思いますが、けっこうあちこち、項目を入れ替えています。これはプロットを作る段階で、面倒くさがって入れ替えを記さなかったのではなく、プロットを元に書いていくうちに、『こことここ、入れ替えたほうがスムーズに説明できるなぁ』と思い、まさにその瞬間に入れ替えたのです。

このときに限らず、僕は割とそういうことをしています。プロットはあくまで過去の自分が書いた設計図。なら現在の自分にはもっといい案を出すこともできるはず、という考えなわけですね。
このやり方はある意味、過去の自分と現在の自分で打ち合わせをして、ひとつの物語を書き上げているのかもしれません。
作者は自分ですが、最初に案を出した自分とそれに訂正を加える自分がいる、とでもいいますか。
ノートに執筆している作品の場合は、これが『三人の自分』になりますね。
最初に案を出した自分、最初に文章に起こした自分、そして最終的にパソコンで執筆している自分。

もちろん僕は多重人格者ではないので他人同士がやるような議論は出来ませんが、それでも過去の自分と現在の自分の考え方が完全にイコールではないため、意見をぶつけ合うことは出来ます。そして結果、完成度が高まることにも繋がるのでしょう。
あ、そういえば逆に、パソコンに打ち込んでいるときに閃いたアイデアを過去の自分のプロットを見ていて、『そりゃないだろう』と思わせられた(訂正された)こともあったなぁ……。あれは、過去の自分からの駄目出し、ということになりますかね(笑)。

むむ、執筆談義をしていたらなんだか元気が出てきました。せっかくですからプロットの内容にも触れてみるとしましょうか。それも過去を振り返るのではなく、『これから』を語る形で。

この回でようやく、カオスは『二振りの魔剣』を求めているという事実が明らかにされます。あとルスティンの正体も。
ルスティンのほうは置いておくとして、この世界には『聖蒼の剣(スペリオル・ブレード)』と『漆黒の剣(カオス・ブレード)』という『二振りの魔剣』が存在しています。でもカオスの求めているのはこれではなく、まったく別の世界からもたらされた『二振りの魔剣』。
『スペリオル世界』の『二振りの魔剣』に関しては、まあ、いずれファルカスやらアスロックやらが関わる事件で登場しますので、別にここで語らせる必要もありませんでした。むしろこの段階ではカオスの求めている『二振りの魔剣』のほうがよっぽど重要。

でも、この二種類ある『二振りの魔剣』の説明は、一緒にやってしまったほうがいいと思ったんですよね。アイテム名ばかりを列挙することになる、という欠点はありますが、ファルカスが『スペリオル世界』の『二振りの魔剣』を手に入れたときに『いきなり説明する』よりも、前もってその存在だけでも匂わせておいたほうが、まだ構成的にはマシかな、と。

さてさて、次になんで魔剣が二種類もあるのかといいますと、それは『スペリオル世界』の『二振りの魔剣』は最終的に『スペリオル世界にのみ留まるもの』、カオスの求めている『二振りの魔剣』は『スペリオル世界を他の世界とリンクさせるためのもの』だからです。
まあ、つまりは『スペリオル世界』の『二振りの魔剣』は僕のオリジナルストーリー(の第一部)を終わらせる(?)ためのものとして、『スペリオル』及び『ザ・スペリオル』を原稿用紙に書いていたときに設定として考えたものなんですよね。それに対し、カオスの求める『二振りの魔剣』は、二次的な要素を『スペリオル世界』に取り入れるために他作品から流用した『二次創作アイテム』。根本的に僕が設定を考えたアイテムじゃないわけなのですよ。

さて、カオスの求めているほうのものはともかく、『聖蒼の剣(スペリオル・ブレード)』と『漆黒の剣(カオス・ブレード)』はどちらが先に登場しますかね。まあ、割とすぐに出すことになる可能性も高かったりするのですが。

そろそろ話も締めに入りましょうかね。気づけばすっかり長文ブログになってしまっていますし(苦笑)。

今日は落ち込んだ気分を上向かせるため、明るい小説でも、とブックオフに行ったわけですが、読んだのは富士見ミステリー文庫から出ている『食卓にビールを』でした。
本当は明るい話を書いたほうがテンション上がるのですが、まだそれほど気力も回復していませんし、書こうにも、どの作品もまだ明るいシーンを書けるところまで進んでいませんしね。僕の書く小説は、どうにもシリアスで、暗くなりやすい傾向にあるようです。『彩桜学園物語』のネタも、バトルこそないものの、やはりそういう傾向はありますし。あ、もちろん最後はハッピーエンドですよ。僕はハッピーエンド至上主義者ですので。

……って、それはともかく。
『食卓にビールを』を読んで思ったのですよ。ああ、似たようなハイテンションなのを『彩桜』でやったら面白いかもなぁ、と。確かに結婚している学生というのもアリといえばアリですし。
ただ、ハッピーでオチなしのものって、どうにも僕には書けないような……。

そもそも僕にはもう、執筆の順番があるのですよね。ドラクエⅢ二次を書き、『彩桜』の話(短編の予定です)をひとつ書き、マテゴ完結記念の小説(?)を書き、いい加減『マテそば』を書き、と。それにその次は『マテそば』の第一章を終わらせ、『彩桜』も書いていき、やがては『ザ・スペリオル』の第二章と『スペリオル』の第一章、それと『シンフォニア二次』と『黄昏二次』、あと『ドラクエⅢ』を並行して書いていかなければ……。

…………。
なんか、ワクワクしてきました。ちょっと気が遠くもなりましたが、それ以上にワクワク。
いやぁ。早く書きたいなぁ、という気持ちばかりがありますね。
これはもう、風邪治ったかな。
それでは。
by ru-raa | 2007-12-09 18:01 | 創作論 | Comments(3)
Commented by tyuuyaouku at 2007-12-09 21:26
プロットは、やっぱり道しるべであって、全てではありませんからね。かくいう僕も、似たようなことになってしまっていますから。二話で語る部分を、気がつけば一話で語っていたり(苦笑)。逆に、読みやすさを考えて一話を二話に分けたり。やっぱり、その辺は臨機応変でしょうからね。

僕もシリアスなストーリー(というよりも、鬱展開?)のほうが構想しやすいのですが、キャラが暴走しがちなので勝手にギャグ会話になってしまうのですよね……何とかならないものでしょうか、このキャラクターたち。
ちなみに、こっちも『彩桜』の短編の構想があったりするのですが、やる時間は無論ありません。これも、やっぱりシリアスとギャグ、どっちつかずなのですよね(苦笑)。
Commented by ラット at 2007-12-09 22:22 x
きっと、いや、多分風邪は吹き飛んでますよ。そして自分の喉へ~(笑) 自分のも完治してますが。
プロットなんて書いたこと無いです。いや、何となく設定は頭の中にあったりします。が、それも大概どっかに言ってしまうという。ネタ帳とか持ち歩いた方がいいんでしょうか……。

書く物がたくさんありますね。自分はそこまで量はないはずなのに全く進まないんですよね。もう少し本腰入れてキーボードを叩いた方がいいのかな……?
自分は基本ギャグノリが多発してますね。というのもシリアスが書けないだけなのですが……。
Commented by ru-raa at 2007-12-11 15:24
>宙矢さま
臨機応変にやらないと展開がギチギチになって、かえって面白くなくなったりもするのですよね(笑)。

>『彩桜』の短編の構想
うう、残念……。
書いてほしくはありますが、実際、無理がありすぎますからね。
ともあれ、もう少しで『彩桜学園物語』もスタートできそうです。
とりあえず、スタート前の助走には入りましたから。

>ラットさま
はい、なんとか完治したようです。もう風邪をひきたくはないものですね(苦笑)。

>ネタ帳
持ち歩くまではしなくてもいいと思いますが、ネタが浮かんだら出来るだけ早く書き留めておく、くらいはしておいたほうがいいでしょうね。人間って自分が思っている以上に忘れっぽいものですから(笑)。

>書く物がたくさんありますね。
はい、たくさんあります。頑張って書いていこうと思っていますよ。
あ、そういえば、『明日でいいや』って思って流すと、一向に進まなかったりしますよね(笑)。
それでは。
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