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黄昏る

『黄昏色の詠使いⅣ~踊る世界、イヴの調律~』を買いました。そして読了しました。
物語やキャラに関する感想はまた後日とします。なにせ、まだ『黄昏色の詠使いⅢ~アマデウスの詩、謳え敗者の王~』の感想もまだですからね。

ですので今回は、謎がある程度まとまってきたので、それに対する考察と、この新刊が『黄昏二次』に与えた影響を書き連ねていくとします。

まずはカバーイラストについて。
いまはもう残っていないようですが、以前、竹岡美穂さんの『memo』に『表紙は全員を描いた』みたいなことが書いてありましたよね。それの意味は、まあ、Ⅳ巻を読んで大体わかりました。というより、わかったつもりでいます。とりあえず疑問はありません。『なるほど、これは確かにそうだ』と納得できました。

次に本編の考察です。
いや、Ⅲ巻の段階ではあまりにも謎が多すぎて、まったく手をつけなかったのですが、冒頭で述べたとおり、ようやくこの巻で謎がまとまってきましたので、色々と考えてみようと思います。

ただ、僕は<讃来歌(オラトリオ)>にはまったく手が出ないので(英語がというよりも、アルファベットがどうにも苦手なので)、表舞台に出てきている謎に絞って考えていくとします。あくまでも、論理的に。<讃来歌(オラトリオ)>――もとい、セラフェノ音語を解読できる方と手を組めたらなぁ、とも思いますが、僕のほうがまともに考察を進められない可能性が大ですので、それを望むのはやめておきます。
まあ、それでもなお手を組んでくれるという方がいらっしゃったら、すごく助かると同時に、嬉しいですが。



さて、疑問を――問題を解き明かす際に重要なのは『なにが問題なのか』を見極めることです。それがわからずして、問題を解くことは出来ません。はい、当たり前のことですね。
でもこれまで、本腰を入れて考察を進めようとしなかった僕は、まずそこから始めなければならないのですよ。
僕が現在、疑問に――問題だと思っている項目は、全部で6つあります。

1.<讃来歌(オラトリオ)>(セラフェノ音語?)が賛美する対象はなんなのか
2.セラフェノ音語はどんな意志に従って創られたのか
3.大人はなにを忘れているのか
4.『始まりのとき』をいつと定義すればいいのか
5.<その約束に牙剥く者>の中の『その約束』は、『緋色の約束』を指しているのだろうか
6.Ⅲ巻の『序奏』は誰の独白なのか

この6つの謎、僕にはわからないことを並べたものですので、基本的に『解』も得られていません。根拠のない憶測ならある程度は出来ますけどね。
例えば、そうですね。
一番『解』が見えているのは3番ですね。第一巻の288ページ、5行目~6行目のカインツの独白(?)。これがそのまま『解』になっているかはわかりませんが、『解』に限りなく近くはあるはずです。もっとも、これはⅣ巻の158ページ、6行目~7行目にそのままの形で書いてあったからこそ気づけたわけですが(苦笑)。
そういえば、これの解を提示するために、カインツたちの子供時代が描かれているのかもしれませんね。そしてカインツは、一巻の時点で忘れていた『なにか』を思い出しています。

『5』に関しては、これまた直接『解』になるわけではありませんが、『緋色の約束』には確かに『否定』が入っていましたね。そして『否定』はイコールで『その約束に牙剥く者』を指しているのでしょうか。では、『緋色の約束』とは一体……?

……はい、わからないことだらけですね(苦笑)。噛みしめるように第一巻から読み返す――本腰を入れて『解』を探すのはこれからなので、それも仕方ないことなのでしょうけど。いやいや、自分で自分に『仕方ない』なんて言葉、使うものではありませんね。

そうそう、これは『解』とはなんの関係もないとは思いますが、ふと思ったので述べておくとします。
僕はずっと『夜は孤独な時間。恐ろしい暗闇の時間』と思って――思い込んでいました。『ザ・スペリオル~夜明けの大地~』を読んでくださった方にはわかりきっていることでしょうね。
けれど、こういう考え方も出来るのではないでしょうか。『夜は安らかな眠りの時間。夜が終わりを告げてからこそが、過酷な時間の始まり』、と。
一巻のラストでネイトは真精を名詠しています。そしてその名詠詩の最後のほうは『さあ 生れ落ちた子よ 新しい風が吹き始めました』、『微睡(ゆりかご)の時間は 約束の鐘によって終わりを告げたのです』となっています。
これは『ネイトは、安らかな眠りの時間を終わらせる名詠をしてしまった』ともとれるのではないでしょうか。
もっとも、これに気づけたのも、Ⅳ巻を読んでからでした。Ⅳ巻の中でそう示されていましたからね。

さて、考察はひとまずここまでにしておいて、次は『黄昏二次』構築における影響を語るとしましょう。

いや~、正直、あともう少しで形になるところまでいっていた『黄昏二次』、あっという間にバラバラになってしまいましたよ。まあ、この衝撃は『マテゴ』の頃から何度も受けていたので、立ち直るのも早かったですけど。

まず、『黄昏二次』で僕は『白色名詠』の亜種として『灰色名詠』があったように、『夜色名詠』の亜種として『闇色名詠』を登場させるつもりでいました。でもⅣ巻を読み、『夜色名詠』の本質がわかってしまい、『闇色名詠』は『夜色名詠』の『亜種』として成り立たないことを連鎖的に理解してしまいました。これは明らかにならなかったほうが、物語を書く上ではよかったかもなぁ、と正直、頭を抱えもしましたよ。
更にクルーエルに名詠をさせることに対する問題も出てきました。これはとりあえず、真精を名詠しないことで解決できましたけどね。

逆に、物語中に登場して欲しかったのが『青色名詠』の最初の一節。そう、『青色名詠』を行使するオリジナルキャラを出そうと思っていましたので。
登場人物はネイトとクルーエル、そのオリジナルキャラとあともうひとり。察しのいい人にはわかったんじゃないでしょうか。なぜ『青色名詠を行使出来る』オリジナルキャラを出す必要があるのか、が。

ただ、読み終える頃には、ある程度、物語の再構築が完了していました。それどころか、Ⅳ巻を読んで、最終的にはより物語の構築が進みましたよ。でも構築している間は気が気じゃありませんでした。なんていうか、足元がガラガラと音を立てて崩れていく心持ちでいたとでもいいますか。
これは二次を書く以上、避けては通れない感覚なんですよね。でもそれを再構築するのが、またなんとも面白くもあったり。……矛盾してるなぁ(苦笑)。

そうそう、最初の一節というのは『赤色名詠』でいうところの『深緋の鐘 鳴り響く』のところですね。これの『青色名詠』版が欲しかったのですよ。実際、何度『詠って! ミラー先生!』と心の中で叫んだことか……。

でもⅣ巻ではゼア学園長が『緑色名詠』を詠ってくれ、ようやく『最初の一節』の問題が解決しました。
ゼア学園長の最初の一節は『新緑の鐘 鳴り響く』というもの。ミオの『いくたえの森に木霊は歌う』とは全然違います。
いやまあ、なんとなくそんな気はしてたんですけどね。
実際、クルーエルが『深緋の鐘 鳴り響く』以外の最初の一節を使わなかったというのがあったので錯覚していたのですが、ネイトの『最初の一節』に着目すれば、すぐに気づけることだったんですけどね。
ネイトの『最初の一節』は、

・昏黎の帳 舞い降りる
・夜色の鐘を鳴らしましょう
・黄昏(はじまり)の鐘を鳴らしましょう

の3つがあります。更に短編なども含めれば、二つ目に限れば『鳴らせましょう』の場合すらありました。
つまり、やっぱりあれなんですね。最初の一節は『定型句』ではないのですね。
大体、<讃来歌(オラトリオ)>をよく見比べてみれば、『彼方(あなた)の名前を讃えます』すらも『定型句』ではないようですし。どうして気づかなかったのでしょうね(苦笑)。僕、自分ではほとんど<讃来歌(オラトリオ)>を作ってませんからねぇ……。もっと多く作っていれば、もっと早くに気づけたんでしょうね(苦笑)。

『定型句』というのはどうやら、『さあ 生れ落ちた子よ』、『世界があなたを望むのならば』の2節だけのようなんですよね。
つまりは、『最初の一節』は<讃来歌(オラトリオ)>を作る人の数だけあり、すなわち、自作してしまってもかまわない、ということなのでしょうか。それならずっと引っかかっていた『青色名詠』の最初の一節もなんとか出来そうです。
『闇色名詠』に関しても、3つ目の問いの『解』が正解ならば創ることが可能になりますしね。

さて、今度『黄昏』関連の記事を書くときには、『黄昏Ⅲ』や『短編第三弾』までさかのぼり、感想を書きたいものです。
それでは。

追記:チャット会の日には仕事が入ってしましました(涙)。僕抜きでやってもかまわないのですが、とりあえず僕は参加できそうにないです。ああ、残念……。
それと、仕事が入った影響で、次の作品の公開時期がだいぶ遅れそうです。やはりペースを崩さずの更新は難しいですね。とほほ……。
by ru-raa | 2007-11-20 16:13 | 感想 | Comments(3)
Commented at 2007-11-20 18:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 自由気儘 at 2007-11-21 12:31 x
なるほど、考察を進めてるのですか。〈讃来歌〉やセラフェノの解読できる人と連携できるといいですね
夜色名詠の亜種の『闇色名詠』、使えなくなったのは残念ですけど僕よりはマシだと思いますよ。
……僕なんて2巻発売当初、空気や透き通る水から名詠する『無色名詠』を使うキャラの二次を考えたことがありましたから(しかも理屈が「そこにあるなら無色も色の一つ」ですから)
Commented by ルーラー at 2007-11-21 15:26 x
なぜかログインできなかったので、今日はログインせずにコメント返しです。
非公開コメントの内容は、昨日見ておいてよかった~。

>鍵の方
あ、本当ですね。
いやぁ、早とちり早とちり。
でも覚えていた内容そのものは、さほど間違っていなくてよかったです。

>自由気儘さま
はい。進めているのですよ。
で、とりあえず『始まりはいつだったのだろう』に関しては、推測として『1巻の1枚目のカラーイラスト』を指しているのではと、昨日読み返してみて、思いました。
4巻まで読み返し終えたとき、ある程度謎が解けるといいなぁ……。

>『闇色名詠』
いえ、使えなくはなってないのですよ。理論を変える必要はありましたけど。
でも自由気儘さんは残念でしたね。本当に僕はマシなほうでした。
それでは。

しかし、ログインせずにコメ返しって、慣れないせいで落ち着きませんね(苦笑)。
今日の記事、どうしようかなぁ……。最悪、『館』の掲示板に、とか?
それでは。
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